アレルギーをお持ちの方へ
歯科治療で問題になるアレルギーは概ね3つあります。
1.金属アレルギー
2.薬剤によるアレルギー
3.ラテックスアレルギー
1.金属アレルギー
主に銀歯やアマルガムが問題になります。皮膚科による検査で原因金属を選別し、別のマテリアルで修復を行う事で解決します。
基本的に保険外になりますが、最近は選択出来る材料が増えました。
従来、金属アレルギーは金属が使用できず、代替えの素材が貧弱な性能の為に、設計限界がかなり感じられました。例えば、金属ならブリッジで、固定式に出来るのに入れ歯にする必要があったりしました。
ジルコニアが金合金の代替素材として使用できる事で、非金属設計であるがゆえの設計限界が少なくなりました。
2.薬剤によるアレルギー
初診の患者さんに問診票を記入して頂いていますが、これが非常に重要です。
歯科の外来ですぐに臨床検査はできません。従って、患者さんとの問診が情報の比重として大きいです。
薬剤によるアレルギーは新たに発生する場合もありますが、ほとんどの場合、過去の既往を確認すれば回避出来ます。
問診票は勿論ですが、あらたに分かったお体の状態は出来るだけお知らせください。
3.ラテックスアレルギー
歯科治療で使う手袋、グローブに使用されています。また、歯内療法で使用するラバーダムにもラテックスは使用されています。
野澤歯科医院では日常診療でラテックスグローブは全く使用していません。ラテックスでは無い素材、ニトリル製のグローブを使用しています。
当院受診経験のある方はお気付きかもしれませんが、治療中にゴム臭くありません。
ラバーダムもラテックスフリーのシートを用意してあります。
完全にラテックスフリーの環境で、安心して受診していただけます。