2月26日、東京マラソンを無事に完走致しました、副院長の前田明子です。

野澤歯科医院に入職し、半年経ち初投稿させていただきます。

6年越しの悲願!で当選し、5時間59秒で走り切ることが出来ました。タイム的には平凡以下の記録ですが、3年振りの完走でしたので、感激し、楽しく走れました。

途中39km過ぎ、野澤歯科そばの日比谷通りで、院長より筋肉疲労回復のためのスプレーを渡して頂き、有り難かったです。力になりました。

思えば、ランニングとの出会いはギックリ腰をきっかけに、パーソナルトレーナーとの出会いでした。怪我無く、元気に運動・仕事をするためには、健康でなければ楽しく無い!と思い、サポートを頼んだ事からでした。パーソナルトレーナーとは、クライアントから依頼を受け、その個人ための運動プログラムを組んで、筋トレや日頃の体の動かし方を考えてくれる職業です。トレーナーをつけてトレーニングし約8年になりました。

学生時代は、とにかく長距離ランニングが嫌いでしたが、トレーナー叱られ、褒められて、乗せられて、遂にフルマラソンデビューまでしてしまいました。ギックリ腰も無く、ドンドンと変わる身体に楽しくて仕方有りません。出会いとは不思議なものです。

お口の中も同じような事が言えると思います。

虫歯であれ歯周病であれ、1つのトラブルがきっかけで歯科医院に通院し、虫歯予防や歯周病の治療・予防で定期的にメインテナンス等を行う歯科衛生士は、まさにトレーナーと同じ。口腔ケアを通し、口腔内の変化を導きます。

そんな事を日々考え、志事に(敢えて志と書きます)、自身のトレーニングに、取り組んでいる野澤歯科医院のパーソナル歯科衛生士・副院長の前田でした。

時々(たまに)ブログに登場するかもしれません。よろしくお願いします。来年も東京マラソンに当選すると良いな(笑)

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病院前、南桜公園の桜が開花を始めました。大寒桜という品種らしく、公園内では一番最初に始まります。

毎年、公園の桜が咲くのを寒さを堪えて待っていますが、実際に咲くと感無量です。

さて、先日開催の東京マラソンでは副院長前田が無事完走いたしました。私は39km地点(医院のそば)でエアーサロンパスを渡して激励。お陰様で怪我もなく、翌日からしっかり勤務可能でした。

最近の話題でした。

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先日お問い合わせが有り、考えてみれば意外にもこのテーマは記事にしていない事に気が付きました。

歯科治療上この20年で最も重要な材料の一つと言っても良いかもしれません。

MTA(mineral trioxide aggregate)とは、約20年前にデンツプライ(歯科メーカー)から初めて販売された歯科用セメントです。研究はロマリンダ大学(アメリカ)において1990年代初頭より行われていました。

今迄の歯科用セメントと比較して、極めて高い生体親和性を持っています。

現在の使用用途としては、直接覆髄やパーフォレーションリペア、根管充填が挙げられます。

直接覆髄と言うのは、歯の中にある神経が露出した際に何らかの材料でふさぎ、神経を保護する治療法です。今までは水酸化カルシウム製剤が使用されてきました。しかし、MTAセメントを使用した方が上手く行く事がわかり、現在ではこの治療法における第一選択(標準治療)となっています。水酸化カルシウムに取って代わったという事です。

パーフォレーションとは、歯の根の管に穴が開いてしまった状態を指します。これも、今まではスーパーボンド、EBAセメントなどが使用されていましたが、MTAセメントに置き変わっています。

根管充填とは根の中に封鎖材を詰める事なんですが、ここでもMTAは優位性があるとのことです。

これらに共通するのは、リペアする対象部分が象牙質と呼ばれる場所だという事です。即ち、象牙質の修復材です。

象牙質は水分が多い組織です。更に象牙質が破損している箇所は概ね出血や体液によって濡れています。濡れた環境で確実に硬化するセメントは存在しなかったのです。

また、効果反応中にわずかに体積が膨張する為に、封鎖性が高くなります。封鎖性の甘い材料は、その隙間から細菌の侵入を許し、感染の原因になります。

これらの性質に加え、高いPhを保ち続けることで抗菌能力が長く続きます。一度硬化して、しばらくしてから砕いたMTAのPhは高いままです。勿論最初の硬化物よりPhが下がっていますが、アルカリ傾向は示したままです。

これらの物性や臨床成績、基礎研究などの関連論文数は世界中から1993年から2014年までに約1550件の出版があり、これは他の材料と比較しても堅牢と言えるバックボーンです。ましてや先進国の中で日本しか行っていない3mix-mp法、ドックベストセメントなどとは比較にさえならない信頼性の高い医学的根拠を示しています。

MTAセメントの特徴をまとめると

1、生体親和性が非常に高い

2、硬化膨張する為に、封鎖性が高い

3、湿潤した環境でもスペック通りに硬化する

4、抗菌作用が長く、減弱が遅い

ざっと上げるとこんなところです。

生体親和性が高いという事は、神経組織や骨、粘膜に直接触れても問題を起こしにくいという事です。

効果膨張する為に封鎖性が高いという事は、細菌の侵入を防ぐ効果高いという事です。

濡れていても確実に硬化するという事は、濡れた環境でも高い封鎖性を発揮し、細菌の侵入を防ぐという事です。

抗菌作用があり長く続けば、2次的な汚染に対して抵抗力がある程度期待できると考えられます。

さて、ここで間違い易いのは、MTAで感染した神経を救うことが出来るという錯覚です。MTAでリペアできるのは象牙質であって、歯髄(神経)ではありません。健康な神経が感染して病気になることを防ぐことはできます。しかし、感染してしまった神経を直接救うことはできません。

これはMTAに限りませんが、感染した神経は救う方法がありません。従ってMTAを使用して直接覆髄を行う場合、象牙質の診断と神経の診断を分けて考える必要が有ります。特に神経の診断です。診断が間違っていれば治療は確実に失敗します。

これはMTAに限りません。例えば、胃潰瘍なのに、高血圧の薬飲んでも治りません。白血病なのに風薬飲んでも治りません。ヘルニアなのに抗生物質飲んでも治りません。(飛躍し過ぎの比喩かもしれませんが。)

歯髄炎(神経が感染性の炎症を起こした状態)なのにMTAで象牙質をガッツリ封鎖しただけでは治りません。この場合、現在の医学水準では神経を取り除いて感染の拡大を防ぎ、歯の寿命を延ばす事が最善と考えられています。神経を抜くと歯の寿命が短くなるのではありません。病気になったから寿命が短くなったのです。そして治療で少しでも寿命を延ばしているのが現状です。健康な歯と比較して病気になった歯の寿命が短いのは仕方のないことです。(しかし、神経を取る治療のレベルは確実に高い水準で行う必要が有ります。ラバーダム等の感染に対する配慮無しだと結構な確率で再感染します。)

また、神経の診断は最終的には治療中に判断せざるを得ない場合も多々あります。神経が露出した際に出血して来ますが、これが止められれば直接覆髄の成功率が上がります。虫歯になった組織の中から露出した神経は、比較的止血が困難で、成功率が下がります。これは治療しなければ判断できない事です。

パーフォレーションリペアや外科的歯内療法でも同じことが言えます。優れた材料ですが、生物学的原則から乖離した治療を行なうと確実に失敗します。感染源の確実な除去。細菌の侵入が起こらないような確実な封鎖。これが出来なければ何を使っても上手くいきません。

基本に忠実に治療を行った場合のみ、優れた材料はその恩恵を私達に与えてくれます。

 

 

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歯の話じゃありません。

野澤歯科医院副院長、前田明子が2月26日の東京マラソンに出走します。

自分にも他人にも(私にだけか?)厳しい前田副院長の走りは?果たして完走できるのか?

西新橋の日比谷通りを走るのは約40kmだそうで、相当疲労しているはず。最後の力を振り絞って完走するため、皆さんの御声援をお願いいたします。

 

 

 

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