新橋 野澤歯科医院 歯周病

歯周病治療

歯周病とは

ごく簡単に言うと、細菌(歯垢、プラークの中の細菌)による感染症です。
細菌が歯茎に感染して発生します。
罹患率は非常に高く、日本人(成人)の約7~9割が発症しています。
ギネスブックに載るほど、感染者数の多い感染症です。

軽度の場合は自覚症状はありません。
中等度の場合、出血や歯茎の下がりなどで気が付きます。
重症の場合、歯がぐらぐら動揺してきます。

どんな病気でもそうですが、軽い病気の方が治りやすく、重い病気は治りが悪いです。
侵襲型の歯周病の場合、若い方(20代など)でも気が付いた時には致命的に重症化しています。
軽症から徐々に重症化していくわけですから、軽症のうちに治療していく方が治療の成果が上がりやすいです。

歯周病治療の流れ

1.歯周組織検査

歯周組織検査歯周病の診断の為に行う検査です。
治療の節目でそれまでの治療成果を確認するのに複数回行なうこともあります。
検査結果から歯周病の有無、程度、治療方針を決定します。
歯周組織検査は世界中の歯科医療機関で行なわれている、歯周病診断の為の検査です。
歯の周囲の歯周ポケットの深度を計測し同時に歯茎の出血、歯の動揺、歯垢の付着を記録します。


口腔内写真を撮影同時に画像診断を行います。
X線写真(パノラマ、デンタル10枚法等)で骨の状態を確認します。
そして口腔内写真を撮影し粘膜を記録します。
検査結果から、歯周病の治療計画を立案します。
自覚症状はなくとも結構進行した状況かもしれません。
ブラッシングの時の出血が酷い。でも案外軽症で、ちょっとした事で改善が見込めるかも知れません。
保険診療では歯周病治療を行なう際に検査が義務化されています。

歯周病検査チャート
▲歯周病検査チャート


2.口腔衛生指導

歯石除去歯周病の原因である歯垢を取り除く環境を整えます。
歯ぐきの上の大きな歯石を取ったり、ブラッシング方法の工夫を行ないます。
また、生活習慣に潜む問題点なども改善方法を考えます。

プラークコントロールを徹底する為の、歯周病治療において最重要なステップです。



初診時

▲初診時、プラークが多く、毛細血管が充血して自然出血している状態。

1か月後

▲ブラッシング方法を変えて頂き約1か月後。毛細血管も引き締まった状態。



3.SRP

歯石除去スケーリング・ルートプレーニングの略称です。
歯ぐきの中に入り込んだ歯石を取り除きます。

歯周ポケットの中は患者さん御自身でのプラークコントロールが困難な場所です。
そこでポケットの中の歯石を取り除くことでプラークコントロールがし易くなります。

歯科医師、歯科衛生士が行ないます。

スケーラー

▲SRPに使用するスケーラー

多目的超音波スケーラー

▲多目的超音波スケーラー


初診時

▲初診時、歯石が多く歯周ポケットも深い重症歯周病。

SRP後

▲プラークコントロールと基本的なSRP後。



4.歯周外科

重度の歯周炎に対する治療法の一つです。
SRPでは取り除き切れない歯石を除去します。

歯ぐきに隠れた歯の根の表面は極めてデリケートなセメント質と呼ばれる組織で覆われていますが、これを極力傷つけず安全に歯石を取り除く為、歯肉を切開し、術野を確保して行ないます。

歯科医師が行ないます。
歯槽骨整形や粘膜整形、再生療法を併用することもあります。


5.再生療法

失われた歯周組織を再生する手術です。

歯周病が進行すると、歯を支えている骨が少しずつ破壊され失われていきます。
適切な歯周病の治療を行なうことによって失われた組織は回復します。
しかし、全く元通りにはなりません。

そこで行なわれるのが再生療法です。
現在主に行なわれているのはGTR法(組織再生誘導法、Guided tissue regeneration)や、エムドゲイン(Emdogain:Straumann社)による再生療法です。
GTR法は臨床応用されてから30年、様々な方法、素材、術式が分法として存在します。吸収性組織再生用材料 (Bio-Gide®)などの人工粘膜、β-TCP(CERASORB®M)、非吸収性骨再生用材料 (Bio-Oss®)などの人工骨を併用する場合も有ります。

Bio-Oss
Bio-Oss(厚生省認可人工骨)

BIo-Gide
BIo-Gide(厚生省認可人工粘膜)



再生療法(エムドゲインも含め)は組織を完全に再生出来る訳ではありませんが、通常の歯周病治療に対してアドバンテージが期待出来る治療方法です。
また、個々の症例によってその得られるアドバンテージは違い、再生療法に適した症例と適さない症例ではかなりの成績の差が認められます。


Straumann® Emdogain gel


βTCP(厚生省認可人工骨)



6.メンテナンス

歯周病治療の後、定期的にメンテナンスを行ないます。

歯周病は慢性疾患です。
慢性疾患の経過観察には記録とその分析が非常に重要です。
定期的に歯周組織検査などの所見を記録し、必要があれば処置を行ないます。
プラークコントロールの状態も同時に確認します。
PMTCを行なう場合もあります。



7.PMTC

PMTC保険外診療 \10,800~15,000(症例に応じて)

スウェーデン発祥の予防プログラムの一つで、主に歯周病治療が完了した方に適するものです。

当初は歯周病予防の為に行なわれて来ましたが、歯周病治療の治療研究の変遷と同時に、PMTCの立ち位置も少しずつ変化しています。

歯の表面のステインなどの異物を徹底的に取り除き、同時に組織の修復を目指すのが現在のPMTCと言えます。

当院では専門のトレーニングを積んだスタッフが担当いたします。


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